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【新刊 定期】書物學 BIBLIOLOGY 19

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書誌学、文献学にかかわるテーマで研究を展開する「書物學」。
ずっと気になってはいましたが、ままよ、発刊されたら仕入れることにしました。

Vol.19 のテーマは「紙」。
文化財学で発展してきた科学的分析も導入し、書誌学的な紙へのアプローチを展開。

冊子名:書物學 Vol.19
特集:紙のレンズから見た古典籍
制作:勉誠社
発売:勉誠出版
サイズ:18 × 26 × 1 センチ

佐藤悟「紙のレンズから見た古典籍」
江南和幸「穀物澱粉添加による紙の改質」
澤山茂「和紙のモルフォジー解析」
赤尾栄慶「家の学問と写本にみる打紙加工」
横井孝「源氏物語写本の打紙は何を語るか」
上野英子「明融本源氏物語と打紙」
佐藤悟「『偐紫田舎源氏』の絶板と用紙」
徐小潔「『大清聖祖仁工程實録』の紙質」
大和あすか・鈴木七実「打紙再現試料から繊維の形状と表面の粗さを見る」
中村覚「紙質観察画像のデータベース構築と自動分類に関する試み」
山本和明「データ駆動型研究とマテリアル分析」

横山学「御膳本草の周辺」
井田太郎「熱帯季題と風土」
吉川也志保「西洋古典建築書にみられる東向き図書館」

佐藤道生「松朋堂新収古書解題」
佐々木孝浩「書物の声を聞く 書誌学入門 19」
磯部敦「書籍はどう動いたのか 近代書籍流通史料の世界 2」
雪嶋宏一「西洋古書の遠近法 Vol.10」

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<勉誠出版さんの今号の紹介文>
古典籍や古文書に使用されている紙は、いったいどのような製法により作られたものなのか。先人たちは紙にどのような加工や工夫を凝らしてきたのか―。
旧来の書誌学・書物学的検討に加え、高精細デジタルマイクロスコープや機械学習など、最先端の技術を組み合わせ、古典籍の世界を「紙」というレンズから探る!

新連載『松朋堂新収古書解題』収載!第一回は『文選』巻十九断簡(〔康和元年(一〇九九)〕写)・『武家諸作法抜書』存三巻(〔慶長〕写)・李誠国詩懐紙・雪庵宗圭詩懐紙(寛永元年(一六二四)・延宝二年(一六七四))を紹介。

<書物學 刊行のことば>
書物は人類の英知の結晶である。中国やエジプトにおけるその期限は幽にして遠、ただ仰ぎ見るばかりである。
それらに較べれば、中国文明に接するまで文字をもたなかった日本の書物の歴史は、短い。しかし、漢字を学び、漢文訓読という読解法を編みだし、そこから派生した片仮名、さらに漢字を表音文字として使用する平仮名という文字を生みだし、それらを駆使して、多くの書物が書かれてきた。「女手」とよばれた平仮名による女性著述の歴史も、千年を超える。
漢字、片仮名、平仮名。一つの言語が三つの文字体系をもち、それらを使い分けて書物は書かれ出版された。そのような言語、そのような国はあるだろうか。
いま、書物は急速に「物」の次元を超え、手に触れることのできない電子の世界に移行しようとしている。それもまた人類の驚異的な英知の成果にほかならない。
これまでに蓄積されてきた書物をめぐる精緻な書誌学、文献学の富を人間の学に呼び戻し、愛書家とともに、洋の東西を隔てず、現在・過去・未来にわたる書物論議を展開する場として、ここに『書物學(Bibliology)』を創刊する。
本書の創刊が、書物を研究し書物を愛でる人々による「書物の人間学」への機縁となることを期待したい。

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