【新刊書】31㎝ ヘアドネーションの今を伝え、未来につなぐ
¥2,200 税込
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31センチ。
様々な理由で髪の毛に不都合が生じている子どもたちが使うウイッグを作るために必要な髪の毛の長さ。
各地の美容室でヘアドネーションの活動をしているところが増えてきました。
この活動について紹介する本です。
書名:31㎝ ヘアドネーションの今を伝え、未来につなぐ
監修:NPO法人JHD&C (ジャーダック)
発行:kuLaScip
発行年:2021年 初版
<出版社のkuLaScip(クラシップ)さんによる紹介文>
私たちの見る目が変われば、 誰もが生きやすい 社会は必ず来る。
【本書の特徴】
・ヘアドネーションを日本で最初に始めたジャーダック初の監修本。
・ ヘアドネーションに様々な立場で関わる16人のインタビューを、著名なイラストレーターのビジュアルとともに届ける。
・「31cmの理由」「ウィッグを必要とする子どもたちがかかえる事情」など、ヘアドネーションを深く知る9つのコラム収録。
*本書のタイトル『31cm』は、ジャーダックが規定するヘアドネーションをするために最低限必要な髪の毛の長さです。
*本の印税分は全てジャーダックの活動費に寄付します。
【発売の目的】
脱毛症や欠乏症、小児がんの治療など、何らかの事情で髪に悩みを抱える子どもたちにウィッグを贈るため髪の毛を寄付するヘアドネーション。日本では2009年にジャーダックが始めました。最初は「ヘアドネーション」という言葉すら知られていませんでしたが、現在では大人から子どもまで、年間10万人以上の方が参加する活動になっています。
ある調査によると、日本人女性の4人に3人、男性でも半分近くの人が「ヘアドネーション」を認知しており、10代、20代では、4割弱がヘアドネーションをやったことがある/やってみたいと回答しています(*)。
活動開始から12年目を迎え、多くの人に知られるようになった今だからこそ、「髪を切って、贈る」その一歩先、脱毛当事者やヘアドネーションに関わる人たちの本当の思いを知って欲しい。そう考え、ジャーダック初の監修本『31cm 』〜ヘアドネーションの今を伝え、未来につなぐ〜 を発売いたします。
ジャーダックが目指すのは
「必ずしもウィッグが必要ではない社会」です。
それはウィッグをつけている人にとって、ウィッグをつけることもつけないことも自由に選択できる、今より生きやすい社会です。暑い夏や、今日はちょっとウィッグつけたくないなぁと思った時、ウィッグをつけずに過ごせる、そんな社会です。
子どもたちの中には、本当はつけたくないのに、ウイッグをつけている子もいます。
周りの視線が気になるから。
髪がないことを気づかれたくないから。
ウィッグをつけないと親が心配するから、
悲しむから、安心して欲しいから。
今はまだウィッグをつけないと不安になる社会かもしれません。でももしヘアドネーションが広がっていったら、ウィッグをつけやすくなるかもしれません。ウィッグのスタイルも、今日はロング、明日はショートなど好きに選びやすくなるかもしれません。そしてそれはウィッグを使っている人だけでなく、ウィッグを使わない人たちにとっても、今以上に見た目から解放され、過ごしやすい社会だと思います。
そのためにも、まずは知って欲しいのです。
どんな子どもたちが、
どんな思いでウィッグを受け取っているのか。
何のためにウィッグをつけているのか。
そして、何のためにヘアドネーションをしているのか。
私たちの見る目が変われば、
誰もが生きやすい社会は必ず来る。
本書では、今まで語られることがなかった脱毛当事者、髪を贈るドナー、美容師、医療者、ジャーダック。ヘアドネーションに関わる16名のインタビューを、著名なイラストレーターの個性豊かなビジュアルと共に届けます。
ヘアドネーションという活動に興味がある、なしに関わらず、全ての方に読んで欲しい一冊です。
(*)「ヘアドネーションに関する意識調査」2019年株式会社アデランス調べ。全国10~50代以上の男女1,030名(有効回答数)。
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